演技をする時に俳優が明確にすべきもの 〜演技とは役の〇〇によって変わる〜

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演技をする時に俳優が明確にすべきもの 〜演技とは役の〇〇によって変わる〜

どうも、木全俊太です。

いつも記事を読んで下さってありがとうございます。

今回は

『演技をする時に俳優が明確にすべきもの 〜演技とは役の〇〇によって変わる〜』

というテーマでお送りしたいと思います。

僕は以前芸能事務所でマネージャーをしていたことがあって

今回の記事でも、その頃の経験から

皆さんにお伝えしたいことをシェアさせて頂けたらと思います。

はい、というわけで今回は

『演技をする時に俳優が明確にすべきもの 〜演技とは役の〇〇によって変わる〜』

というテーマでお話しさせて頂けたらと思います。

突然ですが

僕たち人間って何か人に聞いたり、伝えたりする時に

必ずしもその言ってる言葉通りの意味じゃないということ

あるものじゃないですか?

本音と建前は違うといいますか

例えば男の子が女の子に

「今月どこか空いてる日ある?」みたいに聞いたりするのも

別に空いてるかどうか知りたいっていうよりは

よかったらデートしない?みたいな意味で聞いてるわけだし

それに対して例えば女の子が男の子に

「ちょっと予定はっきりしてないから分かったらこっちから連絡するね〜」って言うのは

あなたとデートは行きたくないから

そっちから連絡しないでほしいっていう意味で言ってたり

するものじゃないですか?

もちろん言葉通りの意味で言ってる場合もあるかもしれませんけど(笑)

だから役者は台本をもらった時に

自分の台詞を覚えると思うんですけど

ただ覚えるだけじゃ足りなくて

この台詞は

〝本当は何を言いたい台詞なのか〟

それを考える必要があります。

これは〝サブテキスト〟なんて呼ばれますけど

もちろん全ての台詞にこのサブテキストがあるわけじゃなくて

字面通りの意味であることもありますけど

この台詞はサブテキストがあるのかっていう視点は非常に重要です。

さらにもっと大きな枠で言うとですね

役者が役を演じる時に見極めておくべきことは

その〝役の目的〟です。

これは役を演じる上で非常に重要です。

この役は何を何遂げたい人物なのかということですね。

そしてこの目的っていうのは具体的であればあるほどいいです。

例えば台本を読んでて

〝あ、この役は相手役に好かれたいようだぞ〟と思えたとします

でも好かれたい、だけじゃ役の目的としては不十分です。

言い方ちょっと悪いですけど〝何の為に〟好かれたいのかも探らないといけません。

例えば相手が上司で自分が昇進したいから好かれたいと思ってる人もいるだろうし

単純に上司として尊敬していて、もっと話が出来る仲になりたくて好かれたいと思ってる人もいるわけで

その目的が違うだけで、その役の接し方って変わってくるじゃないですか?

だから自分が演じる役はどんな目的があって、こういう言動を取ってるんだろうっていう意識は非常に大切です。

さらにその目的を果たす為に何をするのかも具体的でなければいけません。

例えば演技が上手くなりたいっていう目的があったとしても

何も行動していなければそれは実現できませんよね。

演技が上手くなりたい

だから演技レッスンを受けるとか

これは役を演じることにも通じることで

頭で考えてるだけじゃそれは基本的に見ている人には伝わらないものなので

それは行動に移して初めて、見ている人にも伝わります。

さらに演技において目的を持たない行動はありません。

だから何となく動くというんじゃなくて

目的に伴った行動を取ることが大事です。

あとそもそもなんですが

前に何かの記事で

役が涙を流すというような、悲しみに暮れるという、そんなシーンを演じる時に

悲しみっていう、その〝感情〟を演じようとしてはいけないっていう話をさせてもらいましたが

そもそも感情そのものは演じられないんですよね。

皆さんも急に「悲しみを演じて下さい」と言われても困りますよね。

だから演技に落とし込めるような具体的な何かに変換する必要があります。

それが〝行動〟なんですよね。

こうやって抽象的な目的を具体的な目的に変換することが大事なんです。

なぜなら抽象的なものは演じることがそもそもできなくて

具体的なものにして初めて演技にすることが出来るからです。

どういう演技をすればいいか分からなくなったら

〝この役の目的は何だったのか〟を考えれば

自ずと答えは見つかると思います。

ちなみに行動についてですが目的に対して行動は一つではなく可能性としてはたくさんあります。

台本に書かれている行動はその通りに実行するべきですが

台本に書かれていない細かな、役がしうる行動に関しては

役者自身が色々試行して

ベストと思われるものを見つける必要があります。

以前書いた役作りに関する記事とも共通することですが

役の目的とそれを果たす為の行動を意識することで

演技に不要な自意識を排除出来るということもあります。

なのでもし小さな役で役の目的が脚本からは読み取れない場合でも

脚本の流れから逸脱しない範囲で自分なりにその役の目的を考えるのがいいと思います。

さらにこの目的というものをもっと引いた視点で考えると

そもそもこの役をこの脚本に加えた作者の目的というものも考えられるとさらにグッドだと思います。

その時のコツとして、その役が主人公でなければ

その役と主人公の関係性から考えることです。

ざっくり言うと

その役は主人公にとって味方か敵かということですね。

よくある失敗としては

その役は主人公にとって敵となる人物なのに

役者自身の善意が入ってしまったせいか

主人公にあまり影響を与えきれていない

味方か敵かよく分からない存在になってしまうことです。

これは正直言語化難しくて

もちろん敵であっても必ずしも明確でハッキリした演技の方がいいというわけじゃないし

どんな悪役でもふとした善意が見え隠れする場面もあるとは思うんですが

主人公を突き放すような、そういう演技をした方がより豊かになるシーンなのに

そこがふわっとしてしまったばかりに、ベクトルが、敵対関係が曖昧になって

視聴者もいまいち視聴者に感情移入出来ないということが起きてしまうということもあるので

注意が必要というお話ですね。

なので、役の目的だけじゃなくて

そもそもこの役はどんな目的でこの物語の中に存在しているのだろうか?

どんな方向性、ニュアンスの芝居をすれば

この役の存在意義が果たせて、主人公に、さらには物語に良い影響を与えられるのかという意識も

できたら役者さんは持てるといいかもしれません。

ここまで持つべき目的についてのお話をしてきたわけですけど

最後にですね、持つべきじゃない目的についてもお伝え出来たらと思います。

それは役者自身の目的です。

誤解のないように言うと

もちろん活動の中で役者さん自身が目的持って活動するのは良いことで

むしろ持つべきなんですけど

役を演じる時は

役者自身の目的を前面に出すのは良くないです。

例えば目立ちたくて、絵に映りたくて

役自身の目的とはかけ離れた演技をしてしまったりということですね。

もちろん役者として出演するからには爪痕残したいっていう気持ちは

僕もすっごく分かるんですけど

それが第一になっちゃうと最悪その役が、そのシーンが破綻してしまいます。

なので演じる時はあくまでも

その役自身の目的、それだけを考えて演じましょう。

それが結果的には役がイキイキとして

その役者さん自身もその作品で爪痕残せることに繋がるはずです。

そんなわけで皆さんも演技をする際に

この〝役の目的〟ぜひ意識してみて下さい。

役の目的がはっきりと伝わってくるからこそ

視聴者はその役を応援したくなるんです。

というわけで

今回はこの辺にしようと思います。

これを読んで下さってる皆さんが

役者としてさらに活躍していってもらえることを

祈っています。

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元芸能事務所マネージャー 木全俊太【芸能界の勉強】
木全俊太です。 このチャンネルでは、僕が芸能事務所のマネージャーをしていた頃に学んだことをお伝えしていきます。 芸能事務所の選び方や、映画やドラマのオーディションに合格する秘訣、監督やプロデューサーから教わった演技の極意など、芸能界を目指す俳優さんや女優さんに役立つ情報をお届け出来たらと思います。 役者の方が芝居で生き...

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