演技が上手い役者が疑うもの 〜〇〇を信じないことが演技を豊かにする〜

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演技が上手い俳優が疑うもの 〜〇〇を信じないことが演技を豊かにする〜

どうも、木全俊太です。

いつも記事を読んで下さってありがとうございます。

今回は

『演技が上手い役者が疑うもの 〜〇〇を信じないことが演技を豊かにする〜』

というテーマでお送りしたいと思います。

僕は以前芸能事務所でマネージャーをしていたことがあって

今回の記事でも、その頃の経験から

皆さんにお伝えしたいことをシェアさせて頂けたらと思います。

はい、というわけで今回は

『演技が上手い役者が疑うもの 〜〇〇を信じないことが演技を豊かにする〜』

というテーマでお話しさせて頂けたらと思います。

早速、結論から言えたらと思うんですが

それは

『既成概念』です。

これだけだとどういうこと?って感じだと思うので

これから詳しく解説させて下さい。

役を演じるということは自分ではない他人を演じることです。

僕らが日々とる言動っていうのは自分の価値観や概念に基づいて

とっているわけで、人それぞれ違います。

例えば

友達は人生を豊かにする為に必要な存在だと思っている人もいるし

極端な話

友達は自分の人生の目標達成の為には必要ないと思っている人もいるだろうし

人によって、それぞれ常識が違います。

だから役を演じる時に

その台詞をどんな風に言うか

その行動をどんな風にとるか

一つ一つ役に応じたものを選び取る必要がありますが

気をつけるべきことは

自分の思い込みで演じないで

一番最初に思いついた選択肢を疑ってみる

ということです。

分かりやすく言うと

なんとなくで演じないということですね。

なぜなんとなく演じてはいけないかと言うと

なんとなくでとった言動は

往々にして

役のそれというよりは

その役者さん自身が普段してるものになってしまうからです。

例えば台詞一つ言う時のその声にしたって

どんな〝大きさ〟で言うか

どんな〝高さ〟で言うか

どんな〝速さ〟で言うか

どんな〝間〟で言うか

どんな〝声色〟で言うかなど

いくつも選択肢があるわけです。

声に限らずですけど

そういう違いに気付くことで初めて

それを使い分けようと思える選択肢を

その人は得られるんだと思います。

〝無知の知〟じゃないですけど

気付けて初めて

何事も大きく変わるものです。

役作りや演技というのは

数ある選択肢の中から一つを意識的に選ぶことであって

何も考えずにやることは

それは正直、演技ではないんですよね。

それはその役者さん自身でしかなくて

他人を演じているということにはなりません。

もちろんその役者さん自身とその役で

重なる部分が割とあって

なんとなく演じたら結果役っぽくもなったということもあるかもしれませんが

それだと演じる役が変わったら途端に成立しなくなるということになってしまいます。

だから大事なのは

演じる時に

一番最初に頭に浮かんだプランで演じるんじゃなくて

一度その自分の中にある既成概念を疑って

別の選択肢もいくつか考えてみることです。

検討した上で一番最初に頭に浮かんだ選択肢を結局選ぶことになることもあるかもしれませんが

他の選択肢何も考えずにそれを選ぶのと、他の選択肢も検討した上でそれを選ぶのとでは

全然違います。

演技に臨む上での迷いの無さにも繋がるはずです。

余談ですが、もしかしたら観ている人によっては

そんな色々考える必要ある?って思う方もいるかもしれませんが

こうやって論理的に考えるべきだと思うのはなぜかというと

〝再現性を上げるため〟なんですよね。

もちろんさっき言ったように

なんとなく感覚的に演じたものが役とハマって

上手くいく時もありますが

感覚的に演じたものって

再現しづらいんですよね。

だからプロとして結果を出し続けてる役者さんほど

その人なりの演技に対する理論が確立されてるというか

え、そんな細かいことまで考えてたの?ってぐらいに

思考をめぐらしてたりします。

芝居にしてもミリ単位で計算してたりするんですよね、意外と。

だから皆さんもオーディションや現場で何かシーンを演じる時は

台詞一つ一つのニュアンスや

なんならト書きの一つ一つを

より意識的に、より繊細に演じられると

芝居の解像度みたいなものが上がると思います。

つくづく役者は頭よくないと出来ない仕事だなって

思いますよね。

あとは日々の生活の中で心がけることとしては

以前何かの記事でも話したことですが

いろんな映画を見たりとか

いろんな人と話をしてみることを通じて

いろんな価値観に触れることです。

そういうことをしてみると

「あ、自分の中で抱いてた常識って他の人にとっては常識じゃないんだな」とか

「あ、そういうものの考え方もあるんだな」とか

そういうことに気付けて

それがその人自身の考え方に広がりを与えるし

演技の選択肢も自ずと広がっていくと思います。

小さい子が色々失敗しちゃうのは

選択肢を知らないからです。

でもいろんな経験を通じて

状況に合った選択肢を選べるようになるものですよね。

子供の成長が早く感じるのはいろんな初めてをたくさん経験してるからだと思います。

だから大人も子供のように成長しようと思ったら

色々初めてやるようなことに挑戦してみることかもしれないです。

役者はそういった経験の全てが芝居に活きていくと思います。

というわけで

今回はこの辺にしようと思います。

これを読んで下さってる皆さんが

役者としてさらに活躍していってもらえることを

祈っています。

最後にお知らせです。

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元芸能事務所マネージャー 木全俊太【芸能界の勉強】
木全俊太です。 このチャンネルでは、僕が芸能事務所のマネージャーをしていた頃に学んだことをお伝えしていきます。 芸能事務所の選び方や、映画やドラマのオーディションに合格する秘訣、監督やプロデューサーから教わった演技の極意など、芸能界を目指す俳優さんや女優さんに役立つ情報をお届け出来たらと思います。 役者の方が芝居で生き...

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