印象的な演技を作るものとは? 〜俳優が意識すべき2つの要素〜

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印象的な演技を作るものとは? 〜俳優が意識すべき2つの要素〜

どうも、木全俊太です。

いつも記事を読んで下さってありがとうございます。

今回は

『印象的な演技を作るものとは? 〜俳優が意識すべき2つの要素〜』

というテーマでお送りしたいと思います。

僕は以前芸能事務所でマネージャーをしていたことがあって

今回の記事でも、その頃の経験から

皆さんにお伝えしたいことをシェアさせて頂けたらと思います。

はい、というわけで今回は

『印象的な演技を作るものとは? 〜俳優が意識すべき2つの要素〜』

というテーマでお話しさせて頂けたらと思います。

見ている人の印象に残る芝居をすること

難しいですよね…。

特にオーディションなどでは

審査員は一日に何人もの役者の芝居を見るので

上手い芝居というだけでは審査を通過するのが難しくて

そこにさらに〝印象に残るかどうか〟というのが必要だと思います。

じゃあどうしたら印象に残る芝居に出来るのか

それが分かったらいいなって思いますよね。

正直これは正解は一つじゃないと思ってて

人によって正解があるようなものだと思いますが

大きく分類すると

2つの要素のバランスが鍵を握ると思っています。

それは

〝自然さ〟と〝意外さ〟のバランスです。

どういうこと?って感じだと思うんで

解説していけたらと思うんですけど

自然さ、というのは言葉通り

日常生活で見られるそれと同じように

〝演技が自然であるかどうか〟ということで

上手い芝居とも言われたりしますが

まず役者がお芝居を始めたら目指すべきは

この自然なお芝居だと思います。

もう一つの意外さというのは

要は日常では見られないような

自然ではない表現のことです。

そして冒頭で話した印象的な演技っていうのは

この自然さと意外さがちょうどいいバランスになっている

演技のことだと思います。

一言で言えば

自然な感情が流れていながら、意外性もある演技

という感じです。

ちなみにこの片方がない芝居というのはどんなものかというと

まず、自然ではあるけど意外性がない演技というのは

すごくナチュラルで日常生活でもよく見られるような、そういう演技ではあるけど

特に特別印象には残らない、そんな演技です。

一方、自然さがない意外さだけの演技というのは

役の言動がものすごく変わっていて

表現にひねりがあるのはいいことではあるけど

自然な感情が流れていない演技です。

よくある勘違いとして

オーディションでは印象に残ることが大事だから

すごく意外性のある演技をすることが大事だと

奇抜な演技をしてしまうということがありがちだと思うんですが

気をつけないといけないのが

そういう意外さを出そうっていう

その役者の狙いが演技から見え過ぎると

見ている方が冷めてしまうということがあるんですよね、困ったことに。

余談ですが

笑わそう笑わそうとしてる人の表現は笑えないけど

笑わす気なんて一切なく一生懸命やってるのに

その様が逆に面白くて笑っちゃうという経験

皆さんにもないですかね?

自然さと意外さっていうのは

作為的か無作為的か、とも言い換えられると思うんですが

何の狙いもない演技というのも印象に残りづらいけど

狙いがあからさまに見え過ぎる演技っていうのも

印象に残るのを通り過ぎて

鼻に付く演技みたいな風になってしまうんですよね。

だから大事なのはバランスです。

ただこの比重はジャンルによっても違うし

映像か舞台かによっても違います。

あくまで日常を描いた作品では自然さの割合が多い演技を求められるし

ギャグ要素の大きい作品では意外さの割合が多い演技を求められます。

だから大事なのはこれから演じる作品のこのシーンは

どれぐらいの比率の芝居が求められるのかと考える視点を持つということです。

自然さと意外さが良いバランスである演技が

印象に残る芝居だとお伝えしましたが

具体的にそれってどんな演技って思いますよね?

これは正直なかなか例を出すのが難しいんですが

以前インタビューさせて頂いた宇賀那監督がおっしゃっていたんですが

主人公が悲しみに暮れて涙を流すというシーンで

逆に笑顔を浮かべながら目からは涙が流れているというそういう演技などを見た時は

強烈に印象に残るといったことをおっしゃっていて

確かに!とすごく思いました。

本来悲しいシーンなので笑顔など出ないと思いがちですが

前向きであろうとするような

泣かないぞ!と思ってるんだけど、抑えきれずに涙が溢れてしまうというその様が

普通に悲しげに涙を流すよりも、よりその役の人間味が伝わってきて

印象に残るということなんですよね。

だから自然な演技を身につけつつある役者さんが次に目指すべきは

この自然な感情が流れつつも、意外さもあるという

一見無作為的なようで作為的でもある

そんな演技です。

本当にしか見えないような完璧な嘘とでも言いますか

だから何か演技の中で仕掛けようと思ったとしたら

あからさますぎて見てる人が冷めないように

まるで自然にそうなったかのように

自然さのベールを纏った状態で仕掛けることですかね。

なかなか言語化難しいんですが

この配合、ブレンド方法こそに

その役者のセンスが出ると言ってもいいかもしれません。

なかなか簡単なことではないですが

これが上手く両立できた演技が出来た時に

見ている人に強烈に印象に残る演技になるんだと思います。

この境界線というか塩梅が分かってくると

オーディションの通過率もはるかに上がると思います。

あと余談ですが、意外さっていうのは何も

演技の中だけでしか見せれないものだけじゃなくて

その役者さんのキャラクター的なところで示すという

そういうパターンもあると思います。

ギャップっていうんですかね

例えばよく聞くヤンキーが猫助ける理論と言いますか

君がそういう行いすんの!?っていう

君がまさかそんな芝居をするの!?

みたいな面白さです。

なんか何やっても面白い人ってたまにいるじゃないですか?笑

本人は笑わそうと思っていないのに

圧倒的なキャラの濃さで持って

普通の行いをやってても面白いみたいな

この領域までいけるとある意味最強だとは思うんですが

これこそ言語化できないところというか

狙って目指せる領域じゃないとも言えるし

役のイメージとかけ離れてると

そのアンコントロールさが裏目に出ちゃうこともあると思うので

諸刃の剣的な道だとも思いますが

そういう稀有な名優さんもいらっしゃいますよね。

そんなわけで

この自然さと意外さの配分は

プロの俳優さんであっても作品ごとに試行錯誤されているであろう

難しいことだと思うので

なかなかすぐに感覚掴めることじゃないとは思いますが

ぜひ皆さんもこういった視点を持って

演技、臨んでみて下さい。

きっと見ている人に強く印象に残るような

そんな演技ができるようになっていくと思います。

というわけで

今回はこの辺にしようと思います。

これを読んで下さってる皆さんが

役者としてさらに活躍していってもらえることを

祈っています。

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元芸能事務所マネージャー 木全俊太【芸能界の勉強】
木全俊太です。 このチャンネルでは、僕が芸能事務所のマネージャーをしていた頃に学んだことをお伝えしていきます。 芸能事務所の選び方や、映画やドラマのオーディションに合格する秘訣、監督やプロデューサーから教わった演技の極意など、芸能界を目指す俳優さんや女優さんに役立つ情報をお届け出来たらと思います。 役者の方が芝居で生き...

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