オーディションがエチュードだった時に俳優が意識するべきこと 〜役者が避けては通れない関門〜

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オーディションがエチュードだった時に俳優が意識するべきこと 〜役者が避けては通れない関門〜

どうも、木全俊太です。

いつも記事を読んで下さってありがとうございます。

今回は『オーディションがエチュードだった時に俳優が意識するべきこと』

というテーマでお送りしたいと思います。

僕は以前芸能事務所でマネージャーをしていたことがあって

今回の記事でも、その頃の経験から

皆さんにお伝えしたいことをシェアさせて頂けたらと思います。

というわけで今回は

『オーディションがエチュードだった時に俳優が意識するべきこと』というテーマで

お話させて頂けたらと思います。

今回の記事ではエチュードについてお話し出来たらと思うんですが

芝居におけるエチュードってそもそも何かというと

簡単な設定だけ決まっているだけで

台詞だったり具体的にとる行動については決められていないといった

そんなお芝居のことでして

オーディションやワークショップ、現場などで

こういったエチュードでお芝居してみて下さいと

言われることがあります。

今回はそんなエチュードにおいて

気を付けるべきことを

個人的な意見にはなってしまいますが

お話しさせて頂けたらと思います。

例えばワークショップなどで

エチュードをやりますとなった時に

おそらく2人、もしくは3、4人ぐらいの組になって

演じる前にその組で話し合って

自分達の人物や設定を話し合うと思うんですけど

まず大事なのはこの時の関係性や状況っていうのを

その核となる部分はちゃんと明確にしておくことだと思います。

ここがブレブレだとお互い演じていて迷いがすごく出てしまうと思いますし

エチュードもどこかフワッとした感じになっちゃいますので

ここはちゃんと話し合って決めましょう。

でもここでお互い全て共有しておくべきとも思わなくて

まぁそもそもそれは不可能だとも言えるんですけど

あえて同じ組のメンバーに共有しておかないでおいた方が

面白くなることもあると思います。

というのも何もかも決めようと思うと

それを遂行する方に意識が行きすぎて

相手の芝居をちゃんと〝受ける〟っていうことが

出来なくなってしまいがちだからです。

それよりかあえて決めないでおく方が

相手から新鮮なリアクションも引き出せて

結果エチュードも面白くなると思います。

だから大枠の設定、関係性だけ決めておいて

細かい部分は敢えて決めないでやるのが

いいんじゃないかなと思います。

次にどんな人物を演じるかなんですが

全く指定がなければ一から人物を作らないといけませんが

そういう時はなるべく個性的で明確な人物を演じると

観ている人がより印象に残る人物になると思います。

例えばですけど

若者口調なキャラとか、俺様キャラとか、嫌味な人とか、なまり口調の田舎者とか、オタクとか

今まで自分が見てきた面白い人からチョイスしてみるのもいいと思います。

人間観察が大事と言われるのはこういう時に役立つからでもありますね。

一目であ〜いるいるこういう人!って思われるぐらい明確な人物を

振り切って演じれたらさらにいいと思います。

ただあくまでこれも周りと一定の調和が保てる範囲の人物設定にしないと

悪目立ちしてしまうので、そこの塩梅はケースバイケースですけどね。

あと自分からかけ離れすぎてるキャラを演じようとして

演じきれてない感じになっちゃうと

ちょっと見ている側からしても、無理してる感じが見えちゃうので

理想は、自分の得意なと言いますか、自分のイメージに合った人物設定が出来ると

より自分も演じやすいと思いますし

見ている側からしてもしっくりきやすいと思います。

ただもう1個お伝えすると

もしそれがオーディションであれば

審査員は当然、募集役のイメージに近いかどうかを見てるので

エチュードで演じる役もその時の募集役に寄せて

演じた方がいいと思います。

もし募集役のイメージが明確にあるっていうわけじゃないのなら

自分らしさが一番出せるような人物で演じれば大丈夫だと思います。

そして次にいざ演じる時に気を付けるべきことは

決めた設定を信じ、決めた人物に入り込んで、

その場で起こったことを受け入れて柔軟に演じることですね。

口で言うのは簡単で実際難しいことではあるんですが

決めたことをなぞるように演じるんじゃなくて

シンプルに相手の芝居に素直に反応していくのが大事だと思います。

実際にそこで起こっていることのように

ちゃんとリアルに感じながら演じるということですね

一つ多くの人が陥りがちな失敗が

自分達がおかれている設定を見ている人に伝えようと

説明的な台詞を言ってしまうことですね。

でもそれは見ている側からすると

往々にして不自然な台詞に聞こえてしまいがちなものでして

だからこういった説明的な台詞や芝居をしたりする必要はなくて

逆に言えば入り込んでやれば

周りには自ずと伝わるものです。

エチュードは別にこれがどういう状況かを当てるゲームじゃなくて

大事なのはそこで起きる生身の人間の感情のやりとりが醍醐味なので

もういっそ見ている人の存在は一旦ほぼ忘れて

目の前の相手としっかりと対峙することが大事です。

頭でストーリーを作ろうとしないで、ちゃんと相手の表情や動きを見たり

台詞をちゃんと聞くことによって、自分の次の言動も自然と出てくると思います。

次に自分がとる演技は自分の頭で捻り出すんじゃなくて

相手から教わるものなんだっていう意識で

自意識を他意識に切り替えましょう。

ただ何度も言いますが

これは口で言うのは簡単ですが

実際難しいもので

こればっかりは正直ワークショップや演技レッスンで

何回も何回もエチュードやることで

自分のそのアドリブ力というか

それを磨いていくしかないかなと思います。

でもそうやって稽古を積めば

良い意味で落ち着いて芝居出来るようになると思うので

例えばコップを置いた床の水滴をなぞるぐらい繊細な芝居も出来たりして

監督から「コイツは違うな」と思ってもらえるようになっていくと思います。

それと最後に見ている人が面白いと思えるエチュードにするために

大事なことについてのお話なのですが

それは役者さん自身の発想力ですね。

これは何もエチュードに限った話ではないですが

芝居をする上で リアリティーもそれはそれで大事ですけど

映画を観る人にしても

何も起きない日常をお金を払って観たいとはやはり思わないもので

日常では観れないドラマチックな何かを求めて映画を観る人がほとんどだと思うので

俳優さんも、整合性ばかりに気を取られてしまうのも良くないと思ってて

きちんと成立させようとするお芝居じゃなくて

見ている人の予想を裏切るような

ほかの人がしないような芝居が出来る人が

エチュードのオーディションでも

まぁこれはエチュードじゃない台本使ったオーディションであっても

比較的通りやすいと思います。

例えその挑戦が失敗に終わっても

そういうチャレンジ精神溢れる役者は

間違いなく審査員の印象に残るんですよね。

だからエチュードの時も、受け身になり過ぎずに

勇気を出して自分から話題を提示していくと、どんどん話が回っていって

面白いエチュードになると思います。

とはいえさっきも言ったようにやっぱりエチュードは

なかなか最初は難しいとは思うんですけど

日頃からワークショップや演技レッスンを通じて訓練を積んで

引き出しを増やしておけばどんどん上達していくと思っていて

それ以外の訓練方法としても

例えば普段からいろんな周りの人の立ち振る舞いを

よく観ておくことが大事なんじゃないかなと思います。

観察力が鋭い人は演技の幅も拡がると思ってて

いつも面白い人を探すぐらいに、注意深く周りの人を観察して

その人はなぜそこにいるのか

なぜそんな動きをしているのかを想像してみたり

例えばアルバイト中とかでも、お客さんの言動や反応をよく観察してみたりして

自分の頭にストックしていくといいと思います。

例えば、山田孝之さんは テレビを観ながら

ドラマやバラエティー CMまで、映る人を片っ端からモノマネするっていうことをして

演じられるキャラクターの引き出しを増やしているそうです。

他にも菅田将暉さんはインタビューで

漫画をたくさん読んでキャラの引き出しを増やすようにしているとおっしゃっていました。

あと役者も脚本家や監督と同じように構成力が必要だと思っていて

どうやって芝居を組み立てれば面白くなるのかを導き出せるスキルも大事だと思います。

そういう構成力はどうやって身に付けるべきかというと

おすすめなのは映画などの脚本を読む習慣を持つことですね。

脚本は映画の設計図でもあるので

その脚本を読むことは構成力を養うだけでなく

台本を使ったお芝居でのその読解力を磨く上でも

非常に効果的な習慣だと思います。

そんなわけでですね

皆さんもぜひこの動画で説明させていただいたような

考え方だったり訓練方法を試してもらって

オーディションの通過率を上げてもらえたらと思います。

というわけで今回はこの辺にしようと思います。

これを読んで下さっている皆さんが

役者としてさらに活躍していってもらえることを

祈ってます。

記事を最後まで読んで下さって

どうもありがとうございました!

木全俊太

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元芸能事務所マネージャー 木全俊太
木全俊太です。 このチャンネルでは、僕が芸能事務所のマネージャーをしていた頃に学んだことをお伝えしていきます。 芸能事務所の選び方や、映画やドラマのオーディションに合格する秘訣、監督やプロデューサーから教わった演技の極意など、芸能界を目指す俳優さんや女優さんに役立つ情報をお届け出来たらと思います。 役者の方が芝居で生き...

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