エチュードのコツ 〜見落としがちな決めるべきこと〜

エチュード, 俳優
エチュード,

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『エチュードのコツ』 〜エチュードをやる際に俳優が見落としがちな決めるべきこと〜

どうも、木全俊太です。

いつも記事を読んで下さってありがとうございます。

今回は

『エチュードのコツ 〜見落としがちな決めるべきこと〜』

というテーマでお送りしたいと思います。

僕は以前芸能事務所でマネージャーをしていたことがあって

今回の記事でも、その頃の経験から

皆さんにお伝えしたいことをシェアさせて頂けたらと思います。

はい、というわけで今回は

エチュードのコツ 〜見落としがちな決めるべきこと〜

というテーマでお話しさせて頂けたらと思います。

これは少し前にある監督さんから教わって

なるほどなー!とすごく納得したことでして

ぜひ役者さんに共有したいなと思ったことなんですけど

エチュードをワークショップなどでやる機会があると思うんですね。

その時やる前にグループでいろいろ設定などについて話し合うと思うんですけど

その時に

『自分達が演じるエチュードのテーマを決める』と

すごく演じやすくなるということです。

エチュードってそれぞれの役柄とシチュエーションだけ決めて

なんとなく面白いやりとりになるように即興で演じる

ということになりがちだと思うんですが

やっぱり出たとこ勝負だと

どうしてもまとまりのないエチュードに

何を表現したいのか分からないというエチュードに

なってしまいがちじゃないですか?

だから、自分達で何かテーマを決めてしまうんですね。

例えば分かりやすいものだと

「告発」とか「裏切り」とか

そうやって決めるだけでですね

そのグループみんなが目指すべきゴールみたいなものが

なんとなく定まるんですよね。

そういうの無しに役とシチュエーションだけ決めて

演じようとすると

お互いどこに向かっていけばいいかが分からなくて

変に探り合ってしまって

見ている側からしても何を表現したいエチュードか

いまいち伝わってくるものがないということになってしまいがちです。

別にテーマは、告発とか裏切りとか

大袈裟なものじゃなくても構わないと思いまして

例えば女の子だけのグループだとしたら

恋バナとかですね

まぁ恋バナだけだとちょっと抽象的すぎますね(笑)

もうちょっと具体的なものにして

彼氏のありえないと思った話とか

そういうテーマでも全然いいと思います。

なんならエチュードこそ自分の過去とか最近の実体験から着想を得てですね

何かエピソード持ってくるのもアリかもしれません。

エチュードというと何か劇的なシチュエーションを

演じた方がいいんじゃないかって思いがちですが

そういう他愛もない話題の会話劇も面白いですし

その方が演じる皆さんも実体験とかから引っ張ってきやすいと思いますしね。

そんなわけで要は決めるべきは出来事っていうよりも

テーマということですね。

例えば脚本のある作品も

その作品が伝えたいメッセージは何なのかをまず把握することが大事だったりするじゃないですか?

家族愛だったり、友情だったり、はたまたささやかな日常の尊さだったりとか

エチュードも同じで

メッセージって言ったら少し大袈裟ですけど

一つお題というか

テーマを決めてそれをみんなで表現しようっていう

共有をしておくと

みんなが同じ方向を向いて演じられるんじゃないかなと思います。

あとある監督さんから教わって興味深かったのが

演技における

一人称・二人称・三人称を考えるというもので

台詞で言うと

一人称的台詞っていうのは

「何で俺っていつもこうなんだろう…」みたいな独り言に近い、自分に言っているとも言える台詞

二人称的台詞っていうのは

「〇〇はどう思う?」みたいに

シンプルに相手役に向かって言う台詞

三人称的台詞っていうのは

ちょっと説明難しいんですけど

時々映画やドラマで

「これは僕と〇〇のある一日のお話です」

みたいなナレーション入ることあるじゃないですか?

要は相手役に言う台詞じゃなくて

それを見ている視聴者に向けての台詞みたいなイメージです。

エチュードでですね

特に舞台をメインで活動されてきた役者さんが陥りがちなケースとして

発する台詞の全てが一人称・二人称のようで、実は全部三人称的台詞になっちゃってる

というケースがあるんですよね。

本人的には二人称的台詞として相手役に向かってかけている台詞のつもりでやっていても

見ている側からすると

「ん、この人は今の台詞相手役に言っているようで、見ているこちら側にベクトル向いた台詞に聞こえるな…」

ということがあるんですよね。

演技の縦軸と横軸で言うところの縦軸の意識が強すぎるお芝居と言いますか

もちろん演者と視聴者っていうその縦の軸に対する意識も少なからず持っておいた方がいいんですけど

あくまでメインで意識を向けるべきは横軸というか、その演じる物語の中の対象、つまりは相手役なんですよね。

要は見ている側の存在はある程度忘れて、相手役に芝居のベクトルをちゃんと向けるということです。

そうすれば、声量一つにしたって、相手役との距離に応じたものになるはずですから

不自然に声量が大きいみたいな、そういう見る側の違和感みたいなものも無くなるはずです。

そんなわけでですね

皆さんもワークショップなどでエチュードをやる際は

こんなことを意識してぜひ取り組んでみて下さい。

きっと講師の監督も思わず唸るような

そんなエチュードが披露出来るようになると思います。

というわけで

今回はこの辺にしようと思います。

これを読んで下さってる皆さんが

役者としてさらに活躍していってもらえることを

祈っています。

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元芸能事務所マネージャー 木全俊太【芸能界の勉強】
木全俊太です。 このチャンネルでは、僕が芸能事務所のマネージャーをしていた頃に学んだことをお伝えしていきます。 芸能事務所の選び方や、映画やドラマのオーディションに合格する秘訣、監督やプロデューサーから教わった演技の極意など、芸能界を目指す俳優さんや女優さんに役立つ情報をお届け出来たらと思います。 役者の方が芝居で生き...

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