アドリブ芝居の必要性とは 〜佐藤二朗さんやムロツヨシさんらが俳優として重宝される理由〜

アドリブ,アドリブ芝居,アドリブ演技,芝居,演技,俳優,女優,役者,ムロツヨシ,佐藤二郎, 俳優
アドリブ,アドリブ芝居,アドリブ演技,芝居,演技,俳優,女優,役者,ムロツヨシ,佐藤二郎,

動画版はこちら

アドリブ芝居の必要性とは 〜佐藤二朗さんやムロツヨシさんらが俳優として重宝される理由〜

どうも、木全俊太です。

いつも記事を読んで下さってありがとうございます。

今回は

『アドリブ芝居の必要性とは 〜佐藤二朗さんやムロツヨシさんらが俳優として重宝される理由〜』

というテーマでお送りしたいと思います。

僕は以前芸能事務所でマネージャーをしていたことがあって

今回の記事でも、その頃の経験から

皆さんにお伝えしたいことをシェアさせて頂けたらと思います。

はい、というわけで今回は

『アドリブ芝居の必要性とは 〜佐藤二朗さんやムロツヨシさんらが俳優として重宝される理由〜』

というテーマでお話しさせて頂けたらと思います。

早速本題に入っていきたいんですけど

お芝居始めたばかりの方の中には、お芝居は必ず台本通りに演じなくてはいけないと

強く思い過ぎてしまっている方もいらっしゃると思います。

もちろん台本に書かれていることをしっかり表現出来ることもすごく大事なことなんですが

オーディションや現場で結果を出して

コンスタントに現場に呼ばれる俳優になるにはそれだけじゃ駄目で

じゃあどんな能力が必要かというと、その一つが今回お話させて頂く“アドリブ力”だと思います。

そもそもの概念の話なんですけど

芝居をする上でリアリティーがあるかどうかはすごく大事な要素だとは思いますが

真実とか日常って時に退屈なもので

そもそも観客が映画やドラマに求めるのって非現実的な何かだったりすると思います。

だから、普通こんなこと人はしないよねとか、こんな人いないよねと決めつけて

ありきたりな芝居をしてしまうのは、観ている人からしたら

つまらないと思えてしまう場合も残念ながらあるんですよね。

もちろんこのことはそもそも脚本家の方がよく分かっていることだから

台本にもそういう非現実的なというか、ドラマチックな場面を散りばめているものなので

台本通りにやることがつまらないと言っているわけじゃないのですが

台本通りの芝居をすることが全てだったら

それ以上のものにはならないというか

極端な話、常に脚本に忠実な、とにかく芝居の技術が長けてる人を集めればいいという話になります。

でも映画やドラマのキャスティングってそうじゃないですよね。

キャスティング担当の方だったり、監督が求めている役者、芝居っていうのは

技術の上手さじゃなくて、その人にしか出来ない芝居だと思います。

例え演技力がものすごくあるわけじゃなくても、例えばある部分が飛び抜けて優れているとか

一言で言えば面白いなって思わせられる芝居が出来る、そんな役者さんだと思います。

さらにアドリブっていう観点から言うと

監督は必ずしも台本通りの芝居を求めているわけではありません。

もちろん芝居は全て脚本通りでやってほしいと考えている監督さんもいらっしゃるので

一概には言えないんですが

監督はある意味役者の芝居を一番最初に観る観客でもあるわけなので

監督によっては一種の驚きを求めているものです。

この台本だったらまぁそういう芝居になるよねっていう芝居だと、NGにはならないにしても

その役者さんの芝居が印象に残るかっていうと、なかなか難しかったりします。

芝居って監督への提案でもあるので

僕はこの台本をこう解釈しましたよっていう自分発信の芝居をする為にも

アドリブっていうのは決して許されない選択というわけじゃなくて、有効なひとつの手段だと思います。

もちろんアドリブも適切にやらないと、大事なところが立たなくなるので注意が必要ですが

攻めの芝居をすることも時には大事だと思ってて

自分が本気でこうした方が面白いって思うアプローチなら強気でトライしてみるべきだと思うし

それはやめておこうと言われたら、元に戻せば大丈夫です。

例えばリハの時に監督からOKをもらえた芝居だとしても

台本に支障がない程度に少し芝居を変えてみると、自分自身も新鮮な気持ちで出来るし

監督にも“コイツ出来るな”って思ってもらえるものだと思います。

もちろん撮影部さんや照明部さん的にリハと変えちゃまずい部分もあるので

そこの塩梅は考慮しないといけないですけど

芝居には時として意外性が必要だし、監督にはなかったアイデアが提供できるのが良い役者だと思うんです。

そういう面白いアドリブを入れてみたりする遊び心をいつも持っていると

自分自身に弾みがつく上に、現場もリラックスしますよね。

ただ、相手役の役者さんがものすごく対応力ある役者さんなら別ですが、アドリブの内容によっては

相手役にこういう芝居をしたいとある程度共有しておかないと

上手く噛み合わなくてせっかくのアドリブが台無しになってしまう

なんてこともあるので注意が必要です。

でも基本的に、安易なものでなければ、突然仕掛ける芝居は相手役からも新鮮な反応が引き出せて

時として効果的だと思います。

例え自分が出演シーン1シーンの役だったとしても、ちゃんとシチュエーションを理解して

メインの芝居を壊さない程度に何か印象的な芝居をして

そのシーンを豊かにする役者さんは、監督の印象に残るものだし

次の現場に呼んでもらえる確率もすっごく上がると思います。

ただ大事なのは、“自分が作品でいかに目立つか”ではなく

“作品を良くする為に自分は何が出来るか”なので

自分が引いた方が良い時は引くべきだと思います。

例え観客が自分に目がいかなくても

その姿勢は監督やスタッフがちゃんと見てくれているものです。

じゃあアドリブはどんなアドリブをすればいいかなんですが

こればっかりはこうこうこういうアドリブをすればいいっていう決まりはないですけど

どんなことから着想を得ればいいかというと

やっぱり自分が演じる役がどんな人間性の役かというのを掘り下げることだと思います。

その役の掘り下げをしていれば、例えばこの役はこんな仕草をよくする役なんじゃないかとか

このシーンではこんなことを思わず言っちゃうんじゃないかとか

役の落とし込みが出来ていれば

予め考えていなかったことも芝居をする中で不意に出てきたりもすると思います。

他には予め出来る準備としては、現場に入った時にリハなどで

現場にどんな小道具が置いてあるかをチェックして

アドリブとして活用出来るものはないかを考えてみるのもいいと思います。

これは現場に入ってみないと分からないことですが

アドリブ芝居も場合によってはそれぐらい即効性のあるプランの方が

変にプランに入れ込み過ぎて

逆に自分の中で新鮮さ失うみたいなこともなくていいかもしれません。

それとこれは余談ですが、本番で

もしそのシーンの台本のやりとりが終わってもカットがかからない場合は

監督がさらに何か役者のやりとりを求めているってことなので

カットがかかるまでアドリブで演じ抜きましょう。

間違っても自分で芝居止めちゃうことがないように気をつけましょうね。

何はともあれ、台本にない新しいやりとりが本番でOKをもらえるっていうのは

役者としては嬉しいものだと思います。

そんなわけで、アドリブの効用みたいなことをお話させて頂いたんですが

最初はやっぱりどうしてもリアリティーを重視しがちだと思いますが

そもそも人間って時につじつまの合わない言動もする生き物だし

それが人間の真のリアリティーとも言えると思います。

ある種、嘘を信じさせるのが俳優とも言えるので

辻褄が合う芝居ばかりじゃなくて、作品のジャンルによっては

多少非現実的でいいから、面白い芝居も出来ると

その引き出しの豊富さは、俳優としてすごく重宝されると思います。

個人的にその最高峰は、佐藤二郎さんとムロツヨシさんだなって思います。

このお二人はほんと次にどんな芝居をするか全然想像出来ないですよね。

でもこのお二人のお芝居って絶対お二人にしか出来ない芝居だと思うし

実際お二人ともすごくたくさんの作品に呼ばれていますよね。

皆さんもぜひ見ている人をいい意味で裏切るような

そんな演技力を磨いていってもらえたらと思います。

というわけで

今回はこの辺にしようと思います。

これを読んで下さってる皆さんが

役者としてさらに活躍していってもらえることを

祈っています。

最後にお知らせです。

YouTubeのメンバーシップ機能を使った

役者さん向けオンラインサロンをやっております。

メンバーになって下さった方には

月に2、3本の映画の脚本配布や

毎月違う映画監督を講師にお招きして行っている

メンバーの方限定の演技ワークショップの実施

映像資料の作成のお手伝いなど

様々なサポートをしておりますので

そちらご興味あれば

下記のURLからご参加下さいませ。

元芸能事務所マネージャー 木全俊太【芸能界の勉強】
木全俊太です。 このチャンネルでは、僕が芸能事務所のマネージャーをしていた頃に学んだことをお伝えしていきます。 芸能事務所の選び方や、映画やドラマのオーディションに合格する秘訣、監督やプロデューサーから教わった演技の極意など、芸能界を目指す俳優さんや女優さんに役立つ情報をお届け出来たらと思います。 役者の方が芝居で生き...

記事を最後まで読んで下さり

どうもありがとうございました!

木全俊太

【YouTube】

元芸能事務所マネージャー 木全俊太
木全俊太です。 このチャンネルでは、僕が芸能事務所のマネージャーをしていた頃に学んだことをお伝えしていきます。 芸能事務所の選び方や、映画やドラマのオーディションに合格する秘訣、監督やプロデューサーから教わった演技の極意など、芸能界を目指す俳優さんや女優さんに役立つ情報をお届け出来たらと思います。 役者の方が芝居で生き...

【Twitter】