『エキストラとして、ドラマや映画に参加するのは効果的か?』 〜エキストラから有名になったある俳優さんのお話〜

映画 エキストラ ドラマ 俳優
映画 エキストラ ドラマ

動画版はコチラ

【エキストラでドラマや映画に参加するべきか】 〜エキストラから有名になったある役者さんのお話〜 #エキストラ #ドラマ #映画

今回は『俳優としてエキストラには参加するべきか』というテーマでお送りしたいと思います。

今回も僕が芸能マネージャーや俳優をしていた頃に、いろんなプロデューサーさんや監督さんから教わった大事だなと思うことを

皆さんにシェアさせて頂けたらと思います。

これから俳優を目指したいという方に、少しでも何か役に立ったと思ってもらえることがあったら幸いです。

今日は特に、”エキストラには俳優として参加するべきか”、ということについてお話出来たらと思います。

もう早速僕なりの結論言ってしまうんですけど、商業映画のエキストラで、自分が好きな監督さんの作品だったら、出会いの場として繋がる為にも参加するべきだと思います。

“エキストラ 募集”っていう風にネット検索すれば、情報は結構出てきます。

時々エキストラは一切やらないっていう新人俳優さんがいますけど、エキストラも取り組み方によってはものすごく勉強になると思ってて、有名監督の撮影現場を生で観れますし、有名俳優さんのお芝居も生で観れたりします。

エキストラ役の中には、メインキャストとお芝居で絡める役もあったりするし、そういう役じゃなくても、待ち時間で時間がある時、助監督さんが待ちの状態だったら、「すみません、今大丈夫ですか?」と確認を取って、自分の動きについて提案してみるのもアリだと思います。

もちろん目立ちたいだけの提案じゃ駄目ですが、より良いシーンになる提案ならすべきだと思うし、助監督さんにも「この子は違うな」って思ってもらえると思います。

そんなわけでエキストラも取り組み方次第ですごくいい経験になると僕は思います​。

ここで以前本で読んだエキストラにまつわるあるお話を紹介させて下さい。

ある役者さんは全くの無名の頃、あるエキストラの仕事をした際に、自分の出番が終わった後でも ずっと撮影現場に残って撮影風景を見ていたそうです。

もちろんギャラはありません。

帰ってバイトした方が生活も楽になると思います。

でもその役者さんは撮影が終わるまでずっと現場に残って、他の役者さんはどう演じるのか、スタッフさんは何を考えどう動くのかをずっと見ていたそうです。

そして時にはスタッフとして荷物を運んだり手伝ったりしながら、とにかくこの世界の全てを吸収しようとしていました。

皆さんだったらこんな人いたらどう思いますか?

用が済んだら帰れよと そう思う人もいるかもしれません。

だけど初めはそうでもだんだんと話をする人が出てきて、だんだん顔と名前を覚えられて、飯でも食いに行くか?という風になっていきます。


だって人ですからね。

悪い人じゃないんだし、手伝ってくれるし、どうせ金ないだろうし飲みにでも連れてってやるかとなるのは自然なことだと思います。

ある日ほんの少しだけ台詞のある役が必要になりました。

その時スタッフさんはこう思います。

電話知ってるし アイツ呼ぶかと。

そして「ごめん…ギャラ少ないんだけどやってみないか?」という風になっていったそうです。

その人はスタッフみんなの記憶に残っていたので、アイツならやれるんじゃないかと思ってもらえたそうです。

またこれはある監督さんに聞いた別の話なんですけど、その監督さんがまだサード助監督だった頃のお話で、ある有名な映画監督さんに付いて、端役の衣装合わせを任されたそうです。

その中である無名の役者さんが衣装合わせをしていました。

脇役というよりも端役ですから、そんなに重要な役ではありません。

衣装合わせに来たのはその俳優さんだけじゃなくて、他にもたくさんの俳優さんがいて、ほとんど流れ作業のように衣装が決まっていったそうです。

その無名の俳優さんも他のみんなと同じように「分かりました」と助監督の指示に従い、自分のサイズに合うかどうかをチェックし

何事もなく終わったそうです。

衣装合わせの全ての作業が終わり、これで一段落したと思ったら、なんとずっと前に終わったその俳優さんが衣装部に戻ってきたそうです。

その俳優さんは「考えてみたんですけど、僕の役はもっとこんな衣装がいいと思いまして」という風に言ってきたそうです。

話を聞いたら決まっている衣装を着て、自分でもこんな感じかなと思ったそうですが、電車に乗って帰る途中で、やっぱりこの役はもっとこんな服装がいいんじゃないかと思い直して、電車を乗り換え戻ってきたそうです。

その監督さんは コイツはこんなに真剣に役のことを考えているんだと驚いたそうです。

その後その助監督さんは商業映画を撮ります。

そしてその主役に抜擢したのは、その無名の俳優さんだったそうです。

今では誰もが知っている俳優さんです。

そしてその人にも無名の時代があって、オーディションを受け落ちるような時代がありました。

でもいつも芝居や役に真摯に向き合うその姿勢が、将来の監督である助監督さんの記憶に残っていたんです。

すごく素敵なエピソードですよね。

決めるのは人です。

だからきっとあなたの頑張りを誰かが見てます。

だからどんな小さな役でも、真摯に情熱を持って現場に臨むべきだと思います。

通り過ぎるだけの役かもしれません。

でもそれはあなたにとって唯一無二の作品であり、立派な経歴になります。

そしてその作品に取り組むあなたを、誰かがどこかで見てます。

現場は人と人とが出会う場ですから。

だから皆さんもぜひエキストラだからと軽くみないで、心から参加したいと思う作品があったら、エキストラでもぜひ参加してみて下さい。

絶対に得るものがあります。

というわけで今回はこの辺にしようと思います。

これを読んで下さっている皆さんが、俳優としてさらに活躍していってもらえることを祈ってます。

記事を最後まで読んで下さって、どうもありがとうございました!

木全俊太 SNS

【YouTube】https://www.youtube.com/user/kimashun

【Twitter】https://twitter.com/kimatashunta