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どうも、木全俊太です。
今日も記事を読んで下さってありがとうございます。
今回は『オーディション』についてのお話です。
役者を目指している人、そして今現在役者として活動している人は、芸能事務所のオーディションや、映画、ドラマのオーディションで演技審査、受けると思います。
今回の記事ではこの演技審査に通るコツについて、お話し出来たらと思います。
それでは本題に入っていきたいと思います。
まずは大前提のことからお話ししていけたらと思うんですが、事前にもしオーディションの際に演じる台本が配られていたとしたら、絶対に暗記してから臨むべきです。
正直こういう風に事前課題が出ているオーディションは、どれだけオーディション当日までに準備を積んでいけるかが、勝負を分けると言っても過言ではないと思います。
その台本が例えば4人で演じる台本だったら、オーディションもほぼ間違いなく4人1グループで芝居披露していく流れになると思うので、自分がどの役を振られても演じられるように、全ての役の台詞を覚えていくべきです。
やっぱり台詞がちゃんと頭に入ってるかそうでないかで、自信を持って演じられるかが大きく変わってくるんですよね。
またその台本の時代背景も調べておくべきだと思います。
例えばその台本が明治時代のお話を扱った台本のようだったら、その時代はどんな時代だったのか、どんなことが起こっていたのかなども調べておくと、だいぶ台本への理解が深まると思います。
そして台本の台詞も暗記出来て、その台本の時代背景なども頭に入ったら、どうすればこの台本をもっと面白く出来るか、芝居する上でどこか工夫出来るところはないかを考えていきます。
この記事を読んで下さってる方の中には、台本の台詞は一語一句変えちゃいけないって思ってしまってる人もいるかもしれませんが、そんなことはないです。
もちろん元の台詞の原型が無いほどにまるっきり変えてしまうのはあんまり良くないですが、自分的にもっと良いと思う言い回しがあると思う箇所は、敢えて変えて言ってみるのもアリだと思います。
それとこれは事前に用意しておくべきことってわけじゃないんですが、演技審査本番では相手役がしてきた芝居によっては、アドリブの台詞を言うのも全然アリです。
というのも、いくら台本があるとはいえ、いざ演技になったら何が起こるか分からなくて、もしかしたら相手役の人が台詞飛んでしまうかもしれないし、相手役が台本と全然違う芝居してくる可能性もあるわけです。
そういう時に台本通りいかなくなったからといって、自分の芝居止まってしまうと、オーディション合格すること出来なくなってしまうので、そういう時はアドリブで繋ぐっていうことが必要なんですよね。
そういう時は相手役のその芝居に合わせて自分の台詞も変えていいし、むしろ変えた方が芝居として成立します。
なのでこれは撮影の時も同じことですが、台本を基に演じるというのは前提として、それと並行して目の前にいる相手に応じて自分の芝居も柔軟に変えていく意識を、常に持っておくべきだと思います。
もちろん台詞だけじゃなくて身振り手振りも、どうしたらこの台本を、この役を豊かに出来るかなって考えて、本番までに自分でいろいろ考えておいた方がいいと思います。
台詞はまだしも、こういう身振り手振りは台本に全て書かれてるわけじゃないので、自分で想像して、役がどういう身振り手振りをしてそうかを考えないといけません。
そこが他の人との違いの見せ所でもあって、ここがちゃんと出来てると、審査員の印象にも残りやすいと思います。
というのもオーディションに通るには、台本を理解しているかに加え、いかに審査員の印象に残る演技が出来るかが大事です。
その為には他の役者がしないような芝居、自分なりの工夫を入れた芝居をしていかないといけません。
その工夫の仕方はその台本によって違うし、何か正解があるわけじゃないんですけど、何か具体例があった方が皆さん分かりやすいかなって思うので、僕が過去に役者活動してた頃のお話をさせてもらおうと思います。
そんなに昔じゃないんですけど、ドラマ『今日から俺は』のオーディションを受けた頃の話なんですけど、僕、一応死んだフリして三橋を騙す、徳島っていう役でドラマ出てたんですけど、正直僕は見ての通りヒョロヒョロしてるし、全然ヤンキーっぽくないと思うんですけど、なぜこんな僕が出演出来たのかっていうのを自己分析すると、審査員の印象に残る工夫をなるべくやったからかなって今となっては思います。
僕そのオーディションの日会場に行ったらですね、体ムキムキのマッチョの人とか、眉毛ありますか〜?ってぐらい眉ほっそい人とか、もう見るからに不良みたいな人ばかりが会場に集結してたんですよね。
それと、そのオーディションは事前に台本配られてたんですけど、内容ザックリ言うと、ヤンキー同士が口喧嘩するっていうシーンの台本っていうのもあって、会場は、演技審査する部屋があって、これから審査受ける人は部屋の外で待つみたいな会場だったんですけど、もう部屋の外まで「オラー」とか「ぶっ飛ばすぞー」みたいな叫び声が丸聞こえみたいなカオスな感じだったんですよね。(笑)
そんな感じだったので、もうコレは自分がヤンキーっぽい荒々しい芝居しても、全然様にならないし、他のザ・ヤンキーみたいな風貌の人達の芝居に埋もれちゃうなと思ったので、もうその人達とは全く逆の芝居やろうと思ったんです。
で、その時僕がどんなキャラでいこうと思ったかというと、口では偉そうなこと言ってるけ実はどチキンみたいなキャラで芝居やったんです。
それと「今日から俺は」観たことある人なら分かると思うんですけど、かなりギャグが満載の作品で、しかも監督が福田雄一さんという、手掛ける作品それもギャグセンス溢れてて、出演してる役者さんもアドリブすごいたくさんしてるっていうのも、前情報として分かってたので、演技審査の途中は台本とは全然違うアドリブ入れたりとかしましたね。
そんな風に演技審査受けたので、ある程度審査員の印象に残ったのか、出演に繋がったんですけど、これ皆さんにも全然出来ることなので、ぜひ皆さんもオーディションで演技審査受ける時は、どうしたら審査員の印象に残れるのかを、限られた時間の中で考えてみて、なるべく他の人がしなさそうで、自分自身面白いと思う芝居をぜひやってみて下さい。
それとオーディションには絶対に役のイメージに合う服装で、参加した方がいいと思います。
例えば学生役のオーディションであれば、絶対に制服を着て参加した方がいいと思います。
なぜならその方が審査員も、この人がこの役を実際にやった時のイメージを、より鮮明にイメージしてくれるようになるからです。
僕も今日から俺はのオーディション受けた時は、もうその時高校はとっくに卒業してたんですけど、実家からですね、学生服を送ってもらって、それ着てオーディション受けましたね。
まぁ人によっては現役の学生じゃないのに、学生服とか着るなんて恥ずかしいって思う人もいるかもしれないんですけど、正直恥ずかしいって思う気持ちよりもオーディションに受かりたい気持ちの方が、絶対みんな上だと思うし、恥ずかしいなんて言ってたら正直、人前で芝居とかする役者なんてやってられないですよね。
別に演技審査入るまでその上にカーディガンとか羽織っておいたり、ジャージとか着ておいて、演技審査の直前で脱げばいいのでまぁ大丈夫です。
そんなわけで今回はオーディションの演技審査に通るコツについてのお話をさせて頂いたんですが、オーディションはやっぱり準備が何より大事だとつくづく思います。
どれだけそのオーディションの為に準備したか、言い換えれば、どれだけそのオーディションに受かりたいっていう気持ちが強いかが、やっぱり明暗を分けると思います。
そういうオーディションに懸ける想いの強さみたいなものは、芝居だけじゃなくて、その人の表情から滲み出るものなんですよね。
オーディションの審査員何回も務めてきた監督さんは、オーディションの部屋に入ってきたその人の表情見るだけで、その人がこのオーディションに懸けてる想いの強さみたいなものが分かるっていう監督さんもいます。
なので皆さんもオーディションを受ける時は、自分の出来る限りのことを全てやり切って、本番臨んでみて下さい。
それでも落ちてしまう時はありますが、やるだけやって駄目だったのなら後悔しないと思うし、その経験は絶対に次のオーディションに繋がると思います。
というわけで今回はこの辺にしようと思います。
これを読んで下さっている皆さんが、役者としてさらに活躍していってもらえることを祈ってます。
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記事を最後まで読んで下さって、どうもありがとうございました!
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